2016-12-04

DSC-QX10の接続の方法

Android端末で、レンズカメラのDSC-QX10を使う為に、Google PlayからPlayMemories Mobileをダウンロードするとわかるが、このアプリケーションはとても評判が悪い。
その理由は、

1)アプリケーションに求められる機能が備わっていない
 カメラ内の画像データのcopyはできるが削除ができない。
 カメラの撮影時の調整機能が乏しい

2)アプリケーションの出来が悪い 
wifiへの接続が悪く、レンズカメラなのに操作ができない端末が存在する

3)アプリケーションの使い方の説明が稚拙
マニュアルが乏しい。

といいった所だろう。 

アプリのコメント欄を見ると、

Wifiが繋がりません Experia z3 (Android 6.0.1) と DSC-WX200 ですが、パスワードどが違うと 全くダメです。なんとかして下さい。  

みたいなのが散見される。

iPhoneの事はわからないが(おそらく高級カメラを備えたiphoneを使っている人で、このカメラを購入するひとは稀だろう)、カメラ機能が乏しいAndroid端末の場合での接続についてかんがえて見た。


 NFCがついている場合

 NFCが付いている端末の場合で、カードリーダー等の他のNFCアプリがインストールされているケースでは、最初に行うカメラとの接続動作において他のアプリの干渉を受ける場合がある。
これを避けるには、面倒でも誤動作しそうな他のアプリを削除してから接続処理を行うと良い。


他のWiFiの干渉

このカメラは2.4GHzのWifi-DIRECTを使うが、他の多くのwifi端末やアクセスポイントがある場合に、接続傷害に陥ってしまう場合がある。
これを回避するには、WifiAutoSwitcherのようなwifi接続の優先順位を指定できるようなアプリをいれておくと良い。

カメラとの接続に成功すると、保存済みネットワーク には
DIRECT-reQ0:DSC-QX10
みたいなのができるので、これへの接続の優先順位をトップにセットしておけば良い。


接続が上手くゆかない場合

PlayMemoriesを停止した状態で、最初にwifiの詳細設定で、接続先のWiFI周波数帯域を2.4GHzのみとする。次にカメラの電源を入れてwifi設定。パスワードはQX10の裏蓋に記述してある物を利用。
接続が確認できたらPlayMemoriesを起動。ネットワークにDIRECT-xxxxxxx みたいなのがあるのでそれをクリック。
おそらくこれでカメラのモニターが開始されるハズだ。いったん接続先を記憶すれば、WifiAutoSwitcherで優先接続先をセットさえすれば、このネットワークに優先して接続するので、何十台ものスマホやアクセスポイントが集まるところでも、比較的安定して接続できるのではないかと思われる。(・・・多分)


このカメラの問題点

wifi接続での2.4GHzを利用した事。この帯域はbandが重複しており接続が不安定なのに、どうしてこの帯域を採用したのかは謎。せめて外で5GHzが利用できるようになるまで待てなかったか?

次にカメラとの通信にwifiを利用した事。これは明らかにマズイ。
サムネイル転送サイズを小さくしてでもBluetoothでの接続を考えるべきだったんじゃないか?

先日、Bluetooth5の規格が決定したので、バッテリー問題も加味すると、次期バージョンのカメラはBluetoothでの接続にすべきだろう。
スマホアプリ操作で飛ばすドローンがこんなにたくさん発売されている昨今、こんなもの程度の操作アプリが作れないなんて、SONYは恥だと思わないのだろうか・・・・・。

2016-12-03

nexus5でnfcが使えない

nexus5のバッテリー交換を行い、ついでに初期化して新しく環境構築した所、nfcが使えなくなった。

nfc関係のアプリをインストールする際に、「この端末じゃ使えネーから」と言われなかったので、ハードウエアが故障しているようには思えない。
nfcカードリーダーを起動すると、「nfc有効になってねーから」と怒られるが、とっくに有効にしている・・・・。

裏蓋を開けて接触部分を確認しても、特に問題はみつからない。
作業は薄手のゴム手をつけておこなったので、静電気なんかは起きていないハズだし・・・・。

途方に暮れてweb検索・・・、"adb nfc" で検索してみると、

Enable/Disable NFC with ADB command

というのが見つかる。ここにコマンドの説明がされているので読んで見るが、イマイチわからない。

nexus5の開発モードで、USBデバッグを有効、スリープしないを有効にして、PCとUSB接続。コンソールから

[adb devices]
[adb shell]

を実行。

[service list]

 コマンドでnfcの番号をチェックすると、Android6.0.1では8番だったので、

[service call nfc 8]
 
を実施して、 
 
[dumpsys nfc] 
 
を実行してみると、いろいろ出てくる。この状態でnfcカードリーターを起動しpasmoをかざすと残高が表示された!!。
やったね!。
 
[exit] 
[adb kill-server]

で切断し、USBケーブルを引っこ抜いて単独で同じようにカード読ませても問題なし!

安心したのもつかの間、今度はSIM接続でWANがちゃんと動かない。
またもやwebを検索した所、設定ミスが判明

【設定】ー【データ使用量】ー【モバイル】ー【モバイルデータ】をON にしないとだめだった。
 
これってデータ使用量の制限のコマンドなんだから、ここにフラグをもってくる事自体おかしい。
完全にメニューのデザインミスだと思うのだが・・・・・・。
本来は、【ネットワーク】ー【WANを有効】みたいな感じでメニューを作り、そこのサブメニューに通信データ使用量制限みたいなものを設けるのが解りやすいだろう。

前から思っていたが、Androidの設計者はここいらの作りがとても雑だと思う。
たかがスマホだからこれでいいけど、これが自動車だったらと思うとゾッとする。
メニューを作った後は、何にも知らないド素人に説明ゼロの状態で使わせ、もし想定したように使えなかったら、使えるようになるまで改良するのが筋だと思う。
Googleみたいに大儲けしている会社は、余裕でそれができるはずだ。そんなことすらできない会社では、とてもAIなんて信用できない・・・・。