「実家に放置したままのアナログレコードが聞きたい」と相談された。
全部でレコードは50枚程度。おそらく殆どがCD化されているので、100円レンタルCDを使っても、 50 X 100 = 5,000円 で音源が入手できる。
こう説明すると、「今はレコードブームなので、売り払えばいい小遣いになる」と返された。
......なる程、そういう事ね。ならば、レコードを再生するためのプレイヤーを入手しなければ。
調べるとオーディオテクニカに、安いがフォノイコライザーを内蔵しているAT-LP60Xというレコードプレイヤーがあったので購入。これならLINE入力が可能だ。
どうせなら、手放す前に音源を電子化したいので、アナログ音源をPCに取り込む為のオーディオインターフェースが必要になる。確かどこかにあったハズ・・・・・。
ガラクタ収納ダンボール箱をひっくり返すと、ローランドのUA-1EXが出てきた。これを使ってレコード音源を取り込むことにする。
安心したのもつかの間、Windows10のドライバーが出ていない !!
調べると、ここにWindows10での再生方法が掲載されている。ドライバーのinfファイルをテキスト編集するだけで読んでくれるらしい。
Windows8用のドライバー(UA-1EX Driver Ver.1.0.1 for Windows 8 / 8.1)をローランドのサイトから取得してinf編集したドライバーファイルを利用するのだが、署名が無いトライバーをWindows10(64bit)で使うにはドライバーの署名なしの条件で起動しないとインストールできないらしい。その手順を簡単に説明すると、
- 管理者権限でコンソールを起動して、 bcdedit /set TESTSIGNING ON コマンド発効
- 設定画面から[更新とセキュリティー] [回復] [今すぐ再起動]で条件指定再起動
- [トラブルシューティング] [詳細オプション] [スタートアップ設定] [再起動]
- 7 ドライバ署名の強制を無効を指定して再起動
Windows10(64bit)だと、再起動後にドライバーのsetup.exeを実行するだけで、問題なくインストールできた。後は、
- 管理者権限でコンソールを起動して、 bcdedit /set TESTSIGNING OFF コマンド発効
して、元に戻せばいいだけ。
Linux使いがここまでやって思うことは、Windowsめんどくせーの一言。
LinuxならばBoot画面の指定で -xxxxxx 等のオプションを指定してやればいいだけなんだろうが、Windowsは手間のかかる事この上ない。
UA-1EXをUSB接続すると、コントロールパネにドライバー設定項目が出現し、デバイスマネージャのサウンドにも入出力両方にUA-1EXの表示が見えればOK。
試しに 2channel-16bit-441000でAucancityからレコードを取り込んでみたところ成功。
時間が無かったので、この日の作業はここで終わり。
翌週、レコートプレイヤーとUA-1EXを再接続した所、・・・・音が出ない!。
USBプラグを差し直したりドライバーを入れ直してみたが変化なし。UA-1EXが故障したと判断。
代替のUSBオーディオインターフェースを探したが結構高い!。楽器を録音するわけではないので本格的なものは必要ないし安価に超したことはないので、オーディオキャプチャに絞って探すと
- 400-MEDI017 サンワサプライ (16bit 44000 48000) RCA-IN
- AD-USB2 IO―DATA (16bit 44000) RCA-IN(PHONO) | LINE-IN LINEーOUT
- U-PHONO UFO202 BEHRINGER (16bit 44000 48000) RCA-IN(PHONO)| LINE-IN LINEーOUT PHONE-OUT(VOLl付き)
の3つの候補が見つかり、
- 価格が3000円以下
- 48000でのキャプチャ
- ヘッドフォンによるモニタとLINE出力
- ALSAのサポートリストに採用(Linuxでも問題なく使えるハズ)
からU-PHONO UFO202に決めた。
2ch,16bit,48000のテスト取り込みをした所、面倒なドライバのインストールも不要だったし、UA-1EXでの最後の取り込みよりもクリアに取り込めた気がする。(ALSA対応なので、おそらくLinuxでも自動認識してくれるハズだ。)
おまけ
レコードを掃除するには、無水エタノールを薄めた水と厚手のめがね拭きを使った。汚れが酷い場合は薄めの重曹水も使える。
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